グローバルな金融経済の動向を、ユニークな視点を交えてお伝えいたします。

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ブラジル経済は3度目の正直?

 ブラジル経済が好調です。

 先日IMFのストロスカーン専務理事は、今年の成長率に関して「7%という数
字は明らかに現実的だ」と発言しました。

 最近のブラジル経済は、資源、農業に加えて個人消費も好調なのです。

 よく覚えている方もいらっしゃると思いますが、少し前までのブラジル経済
は、非常に好調な時期があると、その数年後には必ずといっていいほど破壊的
な危機を招くというパターンを繰り返していました。

 70年代前半までの好調な経済発展は「ブラジルの奇跡」とまで呼ばれました
が、その後米国の超高金利政策などで中南米諸国は軒並み債務返済に行き詰り、
80年代初めの「中南米累積債務危機」につながりました。ブラジルはその中核
です。

 また90年代中盤以降も為替のドル・ペック制導入によってインフレと為替リ
スクを押さえ、海外からの資本流入を招き好調な成長を続けました。しかし90
年代後半には、アジア危機やロシア危機の余波を受けて99年にはデフォルト直
前まで追い込まれます。

 そういう意味もあるので最近の好調な経済は三度目の正直か?と疑いたくな
る部分もあるわけです。

 ただ、数年前までは上手くやっているように見えました。過去の反省にたち
危機を誘発させた大きな原因である、経常赤字と財政赤字という「双子の赤字」
問題の抑制に成功してきたからです。 

 経常収支は2002年から2007年までブラジルとしては珍しく黒字が続き、対
外債務残高も非常に抑制されてきました。
 
 しかし、最近は少しずつ心配な要素が出てきています。

 2008年から経常収支が少しずつ赤字になり始めたのですが、赤字幅は次第に
拡大する傾向を強めて来ているのです。

 輸入が増えていることが原因ですが、やはりこの国はラテン系の気質で、景
気が良くなるとガンガン「景気良く」お金を使ってしまうのかもしれません。
 
 まだ、対外債務残高は心配するようなレベルでないので当面は問題ないでし
ょう。ただ、2014年にはサッカー・ワールドカップ開催を控えており、お祭り
気分で無茶な金遣いをしなければ良いのですが・・
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