グローバルな金融経済の動向を、ユニークな視点を交えてお伝えいたします。

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今年の注目点: ロン・ポール議員 対 FRB

 今月の中旬から、昨年11月の米中間選挙の結果を受けた、新しい議会が始動します。

 今年の米議会で注目されるのは、先月下院金融サービス委員会の国内金融政策小委員長に就任した共和党のロン・ポール議員の動向です。ロン・ポール議員は長年FRBを厳しく批判し「FRBを廃止しろ」と主張してきた人物で、ポール氏のことはこのブログでも過去にも何度も書きました。(例えば下の記事をご参照ください)

FRBに対する歴史の逆風

 ロン・ポール議員のことをよくご存じない方は、強烈なリバタリアン(自由至上主義者)でかつFRBを痛烈に批判する彼を、単なる過激な主張の持ち主と考えるかもしれません。実際、昨年の米中間選挙で吹き荒れた「ティーパーティ旋風」では、ポール氏の主張と一見類似しているが単なる過激な主張をしている人物が何人も登場し、彼らまでもが一定のモメンタムを獲得しました。ポール氏の強烈な主張は悪用されやすいのかもしれません。

ロン・ポール

 しかしポール氏自身は、彼の主張に賛同するかどうかは別にしても、「自由」ということに信念を貫くまったく揺るぎない人物であることは間違いありません。たとえばFRBがその創生の歴史的背景から背負ってきた「不都合な真実」に対し、何十年にも渡ってドン・キホーテのように見込みの低い戦いを続けてきました。かつては大メディアからは完全に無視され、おそらく命の危険を感じるようなことも少なくなかったと思います。

 そのポール氏が、下院でFRBの監査問題などを検討する委員会の長に任命され、メディアから少しずつその主張が報道されるようになってきたのですから、彼のドン・キホーテ的な行動が、長い月日を経てようやく次第に受け入れられるようになってきたのかもしれません。

 折しも昨年11月には、バーナンキFRB議長が、「QE2」と称して「プリンティング・マネー政策」を実施して、FRBはいかに簡単にドル紙幣の印刷が出来るのかを実演して見せました。ロン・ポール氏がこれからどうやってFRBの監査を強めていくのか、大変興味深いですね。
 
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