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自由ヶ丘ヴァイオリン

 東京自由が丘の駅前のロータリーを横切って3分ほど歩くと、もう商店街から抜け出して、おしゃれなブティックと立派な住宅が交互に立ち並ぶ静かなエリアになります。そこに自由ヶ丘ヴァイオリンがあります。

自由ヶ丘ヴァイオリン(小)

 このブログのタイトルに使っているメイプルという言葉は楓(かえで)、スプルースは松の一種のことで、それぞれヴァイオリンやチェロの裏板、表板に使われる木材です。

 そして自由ヶ丘ヴァイオリンのご主人の横田直己さんこそは、メイプルとスプルースという素材を操る匠で、億円単位の銘器の修理・調整をこなすばかりでなく、ご自身でも最高レベルの新作ヴァイオリンの制作もされています。

 横田さんがヴァイオリン制作にかける情熱は凄まじいものがあり、300年前の銘器の現物や入手可能なありとあらゆる写真を使って、一見単なるキズにしか見えないような小さなスジの一つ一つを丹念に研究しています。そして、ストラディヴァリの時代にはあったものの、現代に至るどこかの時代に失われてしまったヴァイオリン制作の技術を再興しようというのです。

 ブログ管理人が横田さんと初めて知り合ったのは、2005年の夏ぐらいなのですが、その頃の横田さんは自作のヴァイオリン制作を本格的に開始されてちょうど1年ぐらいの時期であったと思います。

 それからの数年間、横田さんは商売そっちのけでヴァイオリンの研究を優先させ、古いヴァイオリンの一つの小さなスジの研究に何週間も費やすような生活を続けました。その熱中ぶりは、傍目から見ても、4人の娘さんを抱えた一家の生活が本気で心配になるほどのものでした。

古ヴァイオリン(小)


 さて、そんな横田さんが今年2010年10月にHPを開設し、長年の研究の一部を公開することを始めました。おそらく、ご自身のこれまでの研究に十分な自信を持たれた結果なのだろうと思います。横田さんのHPの「弦楽器の響きの見分け方」を是非ご覧ください。「横田さん、こんなに公開しちゃっていいんですか?」と驚くほど、貴重な情報が公開されています。これらの情報の真価は、おそらくヴァイオリン制作のプロが一番よく分かるものだと思います。

 たとえば「5.スジ状キズは大事です」「6.スクロール 左後頭部」「10.サドル、ポジション」「「13.ネックが押す方向」「14.裏板の木理」「18.移動波源のための工夫」「19.高音を強く歌わせる技術」など、ブログ管理人も随分時間をかけて説明してもらいましたが、300年前のヴァイオリン製作の現場はこんなに緻密で繊細な技術を獲得していたのかと、驚かされるものばかりです。

 このような気の遠きなるような地道な研究の成果は、横田さんの自作のヴァイオリンの響きにも十分に反映され、横田さんのヴァイオリンは現代の制作技術の範疇を超えたものになりつつあります。

 ヴァイオリンに興味をお持ちの方は、是非下のHPを覗いみて下さい。自由ヶ丘ヴァイオリンを訪れれば、最高の「メイプルとスプルースの響き」に出会えるはずです。

自由ヶ丘ヴァイオリン

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