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ベルルスコーニ伊首相もいよいよ窮地か?

 本日の欧州時間、ベルルスコーニ伊首相の内閣不信任案が採決されます。
ベルルスコーニ首相は、奔放な発言だけでなく、大変な女好きなのに女性蔑視、闇世界との繋がりのうわさなど、よくこれまで長期間首相が務められたと、逆に関心してしまうような人物なのですが、今は強い逆風にさらされているようです。

ベルルスコーニ氏の人物を知るための参考資料として、ちょうど一年前に配信したメルマガの内容をご紹介いたします。

-- 昨年12月のメルマガ記事引用開始 --

 先日、イタリアのベルルスコーニ首相が、集会中に男にミラノ大聖堂のお土産用の置物を顔面に投げつけられ、歯を2本を折り鼻とほおにも負傷をしました。気の毒なことにテレビの画像では相当痛々しいものでした。

 73歳には見えない、ハンサムでプレイボーイな首相はイタリアのメディア王でもありますが、その女性関係だけでなく、昔から数限りない失言や胡散臭い話題に事欠かない人物です。

 しかし、最近はご難続きで先月後半には首相に「売春」された経験がある売春婦が暴露本を発行し、首相が20人もの売春婦をまるでハーレムのようにはべらせたことなどを書かれ話題になりました。このご婦人は6月に首相の売春を暴露したのですが、それ以降、脅迫や空き巣などさまざまな怖い目にあってきたと証言しています。

 かねてから女性関係のスキャンダルに事欠かないベルルスコーニ氏は離婚協議中のベロニカ夫人からは生活費50億円を請求され、現在汚職事件の被告でもあります。

 ベルルスコーニ氏は1994年以来、首相になったり辞任をしたりの繰り返しで2008年から勤める今回は3回目になります。

 そんなベルルスコーニ氏のとりわけ怪しげな過去は、80年代にイタリア政界を激しく揺るがした「P2スキャンダル」に関する疑惑です。

 以前も少し触れましたが「P2スキャンダル」はイタリア政界、マフィア、バチカンの怪しい関係が暴露された大スキャンダルで、バチカン御用達のアンブロシアーノ銀行の破綻やそのカルヴィ頭取の暗殺、ボローニャ駅の爆破事件など、さまざまな事件が関連して起こったと考えられています。

 このスキャンダルを引き起こした「ロッジP2」と呼ばれるフリーメーソン組織のメンバー・リストに、多くの大物とともにベルルスコーニ氏やのちにベルルスコーニ政権の重要閣僚となる人物の名前を連ねていました。

 そしてベルルスコーニ氏は首相になったのちに、このときのスキャンダルに関連する事件の容疑者が裁判で無罪を勝ち取るような働きかけをしたと信じている人々は大勢いるようです。

 まあイタリアではありそうな話ですが。

 先月、イタリア版ローリング・ストーン紙は、無類のライフスタイルや相次ぐスキャンダルにもかかわらず強固な支持率を保ってきた首相を「ロックスター・オブ・ザ・イヤー」に選びました。

 しかしながら、さすがに最近は支持率が落ち続けて、先日、ローマでは9万人もの人々が「首相は辞めろ」というデモをしたそうです。

 話題性は豊富なのですが、前時代的な感覚を引きずった首相は、そろそろ耐用年数が過ぎたのかも知れません。

 今回の顔面の負傷は、それを象徴する出来事のようにも見えます。ちなみに「凶器」になったミラノ大聖堂の置物は、事件後売り上げを伸ばしているそうです。


--昨年のメルマガ記事引用終わり--
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