グローバルな金融経済の動向を、ユニークな視点を交えてお伝えいたします。

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官房機密費と日本のマスコミ

 少し前の英エコノミスト誌に興味深い記事があったので簡単にご紹介します。

 記事は“If You pay more than peanuts”という題名で、日光東照宮の「見
ざる、聞かざる、言わざる」をひっかけた”you may get wise monkeys: the
Japanese press ignores a juicy story”という副題が付いています。(wise
monkeyは東照宮のサルの彫刻のことです)

 「日本のマスコミは美味しいネタを無視して、見ざる、聞かざる、言わざる
を決め込んでいる」といった感じでしょうか。

 「美味しいネタ」というのは、官房機密費のことで、歴代の内閣は何十年に
も渡って官房機密費を引き出して、政治的便宜の為に使い、その中にはテレビ
のジャーナリストやテレビの解説者に流れているものもあるそうです。

 官房機密費の存在を初めて明らかにしたのが鳩山内閣で、昨年9月から3月
までの間に3億6千万円を使ったそうです。

 麻生内閣に至っては、総選挙の2日前になって2億5千万円を引き出したそ
うですが、平野官房長官は「国益」の為に、当面はこれらの資金の使途を開示
しないと発言しているそうです。

 それから、90年代に官房長官を務めた、野中広務氏は、官房機密費から毎月
最大で7000万円を支出して、その中には首相に対する1000万円や他の自民党
の幹部たちに対する1000万円が含まれ、それ以外にもマスコミや野党議員にも
ばら撒かれ、一部は彼らの北朝鮮訪問時に散財されたと告白したそうです。

 野中氏はこの事実について「秘密を墓場まで持って行きたくなかった」と語
ったそうです。

 エコノミスト誌は、「埋蔵金」のような秘密口座の存在を明らかにすることを
約束している現政権までもが、このような真っ黒な裏金を使っていることは驚
くべきことだが、それと同じぐらい驚くべきことは、ほとんどの主要のマス・
メディアがだんまりを決め込んでいることと言っています。

 そういえば、この問題に関する記事は、一部のマスコミ以外はほとんど見か
けないような気がします。

 こういう問題にどのように対応するかによって、そのメディアの基本的なス
タンスが分かるのかも知れませんね。
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