グローバルな金融経済の動向を、ユニークな視点を交えてお伝えいたします。

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CO2悪者説を再考すべき時が来た

 福島原発の事故は、期せずしてエネルギー政策を巡る国、官僚、電力会社、学者、それにメディアの利権構造を浮き彫りにする効果をもたらしました。

 これまでのメディアから国民に流される情報は、国民のためのものでなく、特定の利権グループの利益を守る為のもので、彼らの言う「経済性」とは彼ら自身のおカネのことであり、「安全性」は適当にでっち上げた空想の世界のことであったことが分かったのではないでしょうか。

 さて、そのようなカネ中心の構図が日本だけの特殊な現象なのかといえば、当然答えは「ノー」ではないでしょうか。日本人にも悪い奴はいますが、世界の悪い奴に比べれば、赤子みたいなものです。

 今から1年半前の2009年12月、コペンハーゲンでCO2の削減を話し合う気候変動枠組み条約第15回締結国会議(COP15)が行われたことは、ご記憶の方も多いのではないでしょうか。 

 コペンハーゲンのCOP15は法的拘束力のある合意の締結に至らず、会議自体が「失敗」だったという評価がされましたが、実は地球温暖化問題への人類の取り組みは、会議とは別のところでも大きな揺さぶりを受けていました。

 会議が行われる数週間前に、地球温暖化問題の世界的権威とされる、英国イースト・アングリア大学・気象研究所(CRU)所長のフィリップ・ジョーンズ教授の千通を超すe-mailや研究データの一部が流出して、これまで地球温暖化問題の科学的根拠として説明され続けて来た気温のデータが「捏造」だったのではないかという騒ぎが起こったのです。

 そのメールにはこれまでの世に示されてきたデータは「トリックを使って1961年以降の平均気温の低下のデータを隠した」という文章などさまざまな証拠が含まれ、国連の議論まで捏造した理論でコントロールされていたことまで判明したというのです。

 資料流出の反響は大きく、ウォーターゲート事件をもじった「クライメートゲート(Climategate)」をいう言葉も生まれたほどです。

 しかし、それまでCO2削減の大プロパガンダを実施していた日本の大メディアは、こうした状況ではよくある通りでこの捏造疑惑をほとんど完全に無視しました。本来は報道の自由が保証されているはずの日本のメディアが、時として、政策当局者の一員であるかのように一方のサイドの主張を繰り返す構造は、福島原発直後1,2週間の報道ぶりで見ての通りです。

 欧米のメディアの一部は、この時の捏造疑惑を大々的に報道しましたから、結局CO2削減問題に関連するさまざまな疑惑は、欧米人であれば普通に知っているのに、日本人だけ何も知らずに二酸化炭素が地球環境にとって突出した大問題であるという洗脳を受け続けたことになります。

 さて筆者も最近になって認識したことですが、福島原発の事故で一段と有名になった中部大学の武田邦彦先生はCO2問題で多くの日本人が知らない問題を大変積極的に取り上げていました。メディアの報道だけでは大きく歪められてしまう日本人の知識の多様化に一生懸命取り組んで来ていたわけです。

 下の2冊の本は、いずれも昨年発行されたものですが、上記のようなCO2問題の日本人が知らない側面を勉強するには最適な本です。
ウソ間違いだらけの環境
温暖化謀略論

 エネルギー政策は、世界中の巨大な利権が絡む世界最大の産業と言ってよいでしょう。こうした巨大なカネが動く世界では、さまざまな「謀略」を巡らして、自分たちの利益を高めようとする人々がいて当たり前の世界です。

 そういった視点を持ちつつ、メディアが伝える温暖化問題の報道を鵜呑みにしないように心がけるには、ちょうどよい頃合いなのかもしれません。
 
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ビンラディンはなぜ「謎」なのか?

 オサマ・ビンラディンとは何だったのでしょうか?

 9.11によって突然、世界で最も有名な人間の一人になったこの人物は、当初から謎だらけでしたが、予想通りと言うべきか、その最後(と米国が報道しているもの)も謎の多いものとなりました。

 最後の謎を作ったのは、ほかでもないオバマ大統領で、急かされるように水葬にてしまい、遺体の写真の公開さえ拒んだ為に、彼の死に多くの人々が熱狂している(と報道される)米国内でさえ、さまざまな憶測が生まれました。

 オバマ大統領のおひざ元の米議会でも、ニセモノのビンラディン容疑者の遺体写真に複数の上院議員もひっかかるなどの珍事が発生しています。

 こうした状況を打開するために、米政府などはビンラディン容疑者に関する情報を小出しに公開し始めていますが、これが謎を解決するものなのか、それとも更に謎を深めるものなのか人によって見方が分かれるところではないでしょうか。

 そもそも9.11のテロ自体があまりにも謎の多い事件で、世界中にさまざまな疑惑を生んでいる事実は否定しようもなく、その疑惑は時間の経過とともに強くなっているように見えます。ビンラディン容疑者の死に関する報道の一つ一つの事項に関して、米国においてさえ即座に疑念が生まれる状況は、これまでに累積された数々の謎や疑念が出発点になっていることは間違いないでしょう。

 そうはいっても、何が真相なのかは、おそらく地球上の誰にもすべての真相は分からない可能性があり、今後も永久に分からないのでしょう。

 そうした中で一つだけ確実に言えることは、テロやビンラディン容疑者は「謎」でなければならない何らかの事情や理由があったというその事自体でないでしょうか。真相は分からなないにしてもウソはウソを呼び、次第に雪だるまのように膨らみ、その結果として、「謎」も確実に膨らんでいる。そのことだけは疑問の余地がありません。

 オバマ大統領は、3年前の選挙で皆が思ったほど、ブッシュ前大統領と違う人物ではないのかも知れません。

Royal Wedding: ウィリアム王子とケイトさん、おめでとう!

 ウィリアム王子とケイトさんおめでとうございます。ケイトさんは余計な飾りが全くない感じの方で、とても好感が持てます。テレグラフ紙の動画

 14年前の夏、筆者はロンドンの住民でしたが、王子のお母さんのダイアナ妃の悲劇的な死のあと、ロンドンの中心部の車の進入を全部ストップさせて棺を乗せた馬車が走り、国中が喪に服したことを思い出しました。王子とケイトさんがお母さんの分まで幸せになることを祈ります。

 下の動画は結婚式の2週間ほど前に公開されて大変な反響を呼んだパロディーです。皇室をパロディーにしてしまうとことが日本と違いますが、チャールズ皇太子やエリザベス女王などみんなそっくり、かつ明るく楽しいのでびっくりです。



「正義」に目覚める時代がやってきた?


 2008年のリーマン・ショックは、筆者にとって文字通りショッキングな出来事でしたが、今年の地球上で起きている出来事も2008年に負けないほど劇的な状況であるように思えます。

 現在中東で起きているドミノ倒しのような独裁政権の崩壊劇は、二十数年前の「東欧革命」との類似性が指摘されますし、さらにその数十年前の東欧などの動乱の時代と重ね合わせる向きもあります。

 どうやら、何十年かの周期で、地球と言う惑星に住む人々の間に、自由や正義に対しての意識が同時多発的に高まる時期が訪れるようで、今はまさにそういった時期であることは間違いないでしょう。「時代の空気」といっても良いのかもしれません。

 興味深いのは、そのような動乱の時代にこそ、それぞれ個人の本質的な人間性や、それまで覆い隠されてきた都合の悪い事実が、やや極端な形で、表面化する事です。

 20年前の「東欧革命」でも、ポーランドのように穏健な政権移譲が行われた国があるのに対して、ルーマニアではチャウシェスク政権が国民を力で封じ込めようとして、結局は自身が哀れな末路を辿ることになりました。

 今回の動乱の季節でも、チュニジアのベンアリ氏やエジプトのムバラク氏のように、穏便な形で退く政権がある一方で、カダフィ政権のように、チャウシェスク政権と同じ道を辿ろうとする政権もあるわけです。

 リビアでの出来事は、カダフィ氏の残虐な本質を改めて確認させただけでなく、周辺の一部欧州諸国が原油による富が生みだす「国益」を重視するあまり、カダフィ政権と親密な関係を結んで来た事などが暴露されるという効果も持ちました。
 
周囲に美女をはべらせるというカダフィ大佐と共通の趣味を持つベルルスコーニ伊首相とは、盟友関係にあり両国は互いに大きな投資や援助を続けて来た事が世界中に知れ渡るところとなりました。

 最近ベルルスコーニ氏は「この国を売春宿にするな」と叫ぶ、百万人のイタリア女性のデモにあったばかりですが、またしても氏がどういう性分の人物であるかを曝け出すことになったわけです。

 後ろめたい秘密の暴露と、それに憤慨する人々の行動という構図の点では、現在地球を覆っている革命的な空気の醸成には、昨年のウィキリークス騒動は、一つの契機になっているような気もします。

 このような「空気」は、日本にも大きな作用を及ぼしていることは間違いないでしょう。最近の日本の政治家の間にも、自身の考えや理念に基づいて思い切った行動に出る議員がちらほら出だしているのは、正義感を行動に移すという、地球全体の機運と無関係でないように思えます。

 そして、われわれの身近でも変化は起こり始めているように思えます。日本の国技である大相撲の八百長問題など、一部の人々にとってはプロレスの興行と同程度に日常茶飯事の出来事であったと認識されていたにもかかわらず、なぜか長年にわたって問題が表面化しませんでした。それがようやく今になって、もしかするとドミノ倒しのように解明される可能性さえ、感じさせる状況になりつつあります。

 さて、地球上で始まった正義感を実行に移す機運は、まだまだ始まりに過ぎないように思えます。日本の政治の機能不全が悲惨な状況であるのは、政治家たちの資質の問題だけでなく、メディアや官僚制度、さらには海外からの横やりやそれらの複合的な癒着など、さまざまな病巣があるのでしょう。

 今回の地球上を覆う機運が、そういった古くからの病巣にメスが入り膿が出るきっかけにまでつながればよいのですが・・・。

民衆が起こした革命で、エジプトは軍のコントロール下へ

 チュニジアから飛び火したエジプトの民主化運動は、たったの18日間で、30年続いたムバラク大統領を追い出すことに成功しました。
 ムバラク氏は、かつてはイスラエルとの戦争で活躍したエジプト空軍の英雄で、今でも82歳とは思えない迫力と貫録がある人物です。その彼は、昨日テレビに登場して国民にメッセージを流し、大部分の権限を副大統領に譲ることで民衆の納得させようとしました。しかしそんな中途半端な方法で一旦燃え上がった民衆のエネルギーが収まるはずはなく、結局は翌日に大統領府から逃げ出す結果となりました。ただし、彼が最後までデモをする民衆に銃口を向けなかったことは、大変賢明なことで、それがこれからムバラク氏自身の命を救うことになるかもしれません。

 さて、そのエジプトは、現在軍のコントロール下に入り、軍は次の大統領選出が無事に行われるまで国の秩序を守ると言っています。今後エジプトが、アラブ世界で事実上初めての民主的な国家を作り出すことに成功するのか、それとも社会秩序が崩壊した国へと転落していくのか、かなりの部分は軍部の出方次第で決まるのかもしれません。それから、米国やイスラエルが下手な内政干渉をするかどうかも、注目されそうです。

 

エジプトのムバラク大統領: 選挙で圧倒的な得票率なのに国民から圧倒的な反感

 チュニジアの革命から数週間たらずで、30年間エジプトを支配したムバラク大統領の地位も風前の灯になってきたようです。
 これまでムバラク大統領は過去の選挙では圧倒的な得票率で改選を続け、ついこの間までは、次回選挙でその息子が世襲するものと思われていました。2005年に行われた前回の大統領選挙は、初めて対立候補が出馬した選挙になったにもかかわらず88%という高得票率でした。
 
 これだけ得票率が高いと、事情を知らない海外の人間はムバラク氏が国民から愛されていると勘違いしてしまう可能性がありますが、今回多くのエジプト国民が暴動を起こしているのは、一刻も早くムバラク政権が倒れて、誰でもよいから別の人物が政権を担ってほしいと思っているからです。
 選挙の高得票率は、有力な政敵を監獄に送り込むことや、不正選挙の結果であり、本当の国民の心は全く逆であったということです。

 こうした、形だけの民主主義やいろいろな方法による選挙やマスコミの操作というのは、程度の差こそあれ新興国に限らないことで、米国や日本でも他人ごととは言えない部分があります。

 ちなみに、かつてナセル、サダト両大統領時代には反米的なアラブ世界のリーダーであったエジプトは、親米のムバラク政権になって、米国から巨額の経済支援(最近は年間20億ドル:2千億円弱)を得るようになりました。こうして、政権には国外には大きな敵がなくなり金も手に入ったことで、30年もの長期に渡る独裁的統治となったのです。

 その間、米国からの支援金によって独裁者たちがとめどもない金持ちになる一方で、一部の資金は国民の弾圧にさえ使われていた可能性があり、肝心の国民は全く幸福ではなかったようです。(そういえば、昨年NHKで「ゴミの都」カイロを扱ったドキュメンタリー番組がありました)今回の暴動の激しさはそれを物語っています。

 米国にとって都合のよい政権は、必ずしも国民にとってよい政権であるとは限らず、今回の事態は、かつてイスラム圏きっての親米国家であったイランの辿った道を思い起こさせます。

 チュニジアで立ち上った火の粉は、イエメンやヨルダンなど中東の他の親米独裁政権も揺るがし始めています。こうした事態の影響はやがて中東以外にも飛び火するかも知れません。もしかすると混乱の物語はまだまだ始まったばかりなのかもしれません。


突然起こったチュニジアの独裁政権崩壊

23年間に渡って自由を弾圧し続けたチュニジアのベンアリ大統領が、サウジに亡命を余儀なくされた事態は、「たった一か月前には考えられない事態」であったと報道されています。
ベンアリ大統領は、自分に少しでも反対する者は投獄や拷問・虐殺する一方で、かつての宗主国であるフランスなどとは良好な関係を保つことで、独裁政治を維持してきたそうです。そして大統領夫人の一族がチュニジアの主要な産業を牛耳り、国民には長年の不満が鬱積していたようです。

今回はフェースブックなどを通じて拡大した、国民の反政府デモによって、意外にあっさり政変が実現したようで、国民は「信じられない」という心境のようです。

日本の隣国でも、もし政権転覆が起こるとすると、あっと言う間の出来事なのかもしれません。

チュニジア
  写真:ロイター

ウィキリークス情報: イスラエルのガザ封鎖は住民の生活をわざと崩壊させるため

 ノルウェーの新聞がウィキリークスのアメリカの外交機密に関するリーク情報を報道したそうです。その内容はイスラエルが占領中のガザ地区の住民の生活を「人道的な危機」をもたらさないための最低限のレベルに意図的に落としていることを認めたというものです。

 イスラエルは、パレスチナのガザ地区に対して、港の出入港禁止措置などの封鎖措置を行って国際的に非難の浴びましたが、この措置は、わざとガザの住民の生活水準を「壊滅状態」に追いやろうとするものであったというものですから、これは衝撃的であります。

 添付した記事では、ガザ地区に住む子どもたちの1割が栄養不足による成長障害の恐れがあると書いています。第二次大戦では被害者の立場だったのが、今では逆に加害者の立場であるということです。

 このリーク情報を最初に報道したのが、英米の新聞でなくノルウエーの新聞であったことも、驚くに値しません。

 http://www.juancole.com/2011/01/wikileaks-israelis-intend-to-keep-the-gazan-economy-on-the-brink-of-collapse.html

ビル・ゲイツ氏とモンサントと傭兵会社(ブラック・ウォーター)

 少し前の記事で、見落としていたのですが、気になる記事を発見しました。(ロシア、プラウダ紙の記事)

 モンサント社というのは、F1という一代限りで種を残さないタイプの遺伝子組み換え種子と特殊な農薬の組みあわせという、SFチックな農業を推進し、一部で激しい論争の的になっている会社です。(「農業」のカテゴリーに何本か記事がありますのでご参照ください)

 一方ブラック・ウォーターは傭兵会社で、イラクに大量の民間人(傭兵)を送り込んで急成長し、その社員のイラクでの(残虐)行動がしばしば問題にされる会社です。

 さて、この記事は、農業関係の企業であるモンサント社が、ブラック・ウォーターの関係者にインテリジェンス(スパイ)の仕事を依頼してきた可能性があるというものです。

 そのモンサント社の株を、あのビル・ゲイツ氏の慈善団体が大量に購入していると言っています。そしてこの3者の関係を疑っているようです。

http://english.pravda.ru/business/companies/14-10-2010/115363-machines_of_war_blackwater_monsanto_billgates-0/

英国の学生の暴動

 英国の学生の暴動は、とうとうチャールズ皇太子の乗った車の襲撃される事態になりましたが、襲撃されたRegent Streetは東京でいえば銀座通りのようなところで、観光客が真っ先にいくような場所です。

 欧州では、5月にギリシャの大暴動が発生して以来、フランスの年金支給年齢引き上げのデモ、そして普段はこのようなタイプのデモをしない英国にまで、デモが伝染したことになります。(英国でも反グローバリゼーションのようなデモは行われていました)

 英国の大学生は年間現在3290ポンド(約42万円)の学費(Tuition Fee)を払っているのが、今後は最大9000ポンド(約120万円)に一気に引き上げられるというのですから、暴動を起こしたくなる気持も分からないではありません。

ハクティビスト(Hacktivist)

 ウィキリークスへの一連の締め付けに対抗して、サイバー攻撃を仕掛ける人々はHacktivist(ハクティビスト)と呼ばれるそうです。聞きなれない言葉ですが、ハッカーとアクティビストを掛け合わせたものと言われると、なるほどという感じです。

 アクティビストというのは、何らかの政治的な信念、言論の自由や人権などを主張する活動家のことで、主張する手段は非暴力の場合も暴力を伴うケースも両方ありますが、ハクティビストの場合は物理的な暴力でなく、ウェブサイトへのサイバー攻撃などによってアピールするということです。

 ハクティビストは「サイバーテロリスト」という言葉と混同されやすいそうですが、その主張が言論の自由や人権ということもあるわけですから、「テロリスト」という言葉とは区別するためにも使われるようです。

 そういった意味では、今回はウィキリークスの活動という多くの人々にとって賛否の分かれる活動を支持して行動ですから、ハクティビストという表現は適切なのかも知れません。

スウェーデンの婦女暴行罪

英国の警察はとうとう、ジュリアン・アサンジ氏の身柄を拘束しました。

スウェーデンからのレイプ容疑ですが、このスウェーデンのレイプに関する定義は、日本や英国と著しく違うようです。コンセンサスを得たSEXでも、何らかの品位が欠ける場合は法律に違反する可能性があるそうです。たとえばコンドームをしないでSEXをするといったことで罪を問われる場合もあるようで、その結果スウェーデンにおける婦女暴行事件の発生率は他の欧州主要国の20倍以上もあるそうです。

そういった意味で、スウェーデンでSEXをした人物を国際手配させることは容易なのですね。
「情報」に通じているはずのアサンジ氏にしては不覚だったのかも知れません。


ウィキリークスとイスラエル

このところウィキリークスについて書くことが多いですが、
こんな記事もありました。

http://alethonews.wordpress.com/2010/12/01/wikileaks-leaks-toxic-acid-in-every-direction-except-to-israel/

要は、ウィキリークスはイスラエルに対してだけは、有毒な情報を流していないという主張です。


ウィキリークスのアクセス方法

ウィキリークスに関しては、メディアの論調も賛否両論あって、面白くなってきました。
メディアはウィキリークスによって、夢のように豊富な商売ネタを供給してもらっているので、かなり好意的なところもあります。(英ガーディアン紙、米タイム誌,NYタイムズ紙、独シュピーゲル紙など)

さて、ウィキリークスはグーグルなどで検索してもアクセス出来ない状態にされていますが、下の識別番号に直接アクセスすれば見ることが出来ます。

http://213.251.145.96/


★ ロン・ポール議員が、「もっとウィキリークス(のようなもの)が出て来て、FRBの隠し事を暴露しろ」と主張しています。

http://www.rawstory.com/rs/2010/12/ron-paul-what-wikileaks/

★ 米「タイム」の12月13日号のカバーはアサンジ氏で「Do You Want to Know a Secret?」だそうです。これも面白そうです。

http://www.time.com/time/covers/0,16641,20101213,00.html



英ガーディアン紙、読者からウィキリークス創始者へのインタビューより

昨日、英ガーディアン紙はウィキリークス創始者のジュリアン・アサンジ氏に対する読者のインタビューを掲載したしました。
 とても興味深い内容もあるので質疑応答のいくつかを原文のままご紹介いたします。

http://www.guardian.co.uk/world/blog/2010/dec/03/julian-assange-wikileaks

① どうしてウィキリークスは匿名でなく、アサンジ氏が表面に立って世間からの感情的な攻撃がアサンジ氏個人に向かうような形をとっているのか?
これはアサンジ氏の陰で苦労しているスタッフにアンフェアではないのか?

(質問者)Julian, why do you think it was necessary to "give Wikileaks a face"? Don't you think it would be better if the organization was anonymous?
This whole debate has become very personal and reduced on you - "Julian Assange leaked documents", "Julian Assange is a terrorist", "Julian Assange alledgedly raped a woman", "Julian Assange should be assassinated", "Live Q&A qith Julian Assange" etc. Nobody talks about Wikileaks as an organization anymore. Many people don't even realize that there are other people behind Wikileaks, too.
And this, in my opinion, makes Wikileaks vulnerable because this enables your opponents to argue ad hominem. If they convince the public that you're an evil, woman-raping terrorist, then Wikileaks' credibility will be gone. Also, with due respect for all that you've done, I think it's unfair to all the other brave, hard working people behind Wikileaks, that you get so much credit

(アサンジ氏)
 最初はフランスの数学書「ブルバキ」のように、特定の「顔」のない組織にしようかと考えた。しかし、ランダムに責任者が変わるのでは、誰かが代表して責任をとならばないと考えた。そうして、自分は「避雷針」(lightening rod.)の役目をすることになった。


Julian Assange:
This is an interesting question. I originally tried hard for the organisation to have no face, because I wanted egos to play no part in our activities. This followed the tradition of the French anonymous pure mathematians, who wrote under the collective allonym, "The Bourbaki". However this quickly led to tremendous distracting curiosity about who and random individuals claiming to represent us. In the end, someone must be responsible to the public and only a leadership that is willing to be publicly courageous can genuinely suggest that sources take risks for the greater good. In that process, I have become the lightening rod. I get undue attacks on every aspect of my life, but then I also get undue credit as some kind of balancing force.

② 情報を流している、サーバー・プロバイダーが政府のコントロール下に置かれて(情報が流せなくなった)場合はどうするのか?
それから、もしあなたが(政府などによって)活動が出来なくなった場合はどうするのか?

(質問者)Is the game that you are caught up in winnable? Technically, can you keep playing hide and seek with the powers that be when services and service providers are directly or indirectly under government control or vulnerable to pressure - like Amazon?
Also, if you get "taken out" - and that could be technical, not necessarily physical - what are the alternatives for your cache of material?
Is there a 'second line' of activists in place that would continue the campaign?
Is your material 'dispersed' so that taking out one cache would not necessarily mean the end of the game?

(アサンジ氏) 漏えいした情報のアーカイブは、暗号化された形で、米国その他の10万人以上の人が保有している。そして、われわれにもしもの事がおこれば、これらのアーカイブの重要部分は自動的に公開されることになっている。(われわれが正しいことは)歴史が証明するであろう。世の中は良くなるだろう。
われわれがサバイブ出来るかって?それはあなたたち次第だ。

Julian Assange:
The Cable Gate archive has been spread, along with significant material from the US and other countries to over 100,000 people in encrypted form. If something happens to us, the key parts will be released automatically. Further, the Cable Gate archives is in the hands of multiple news organisations. History will win. The world will be elevated to a better place. Will we survive? That depends on you.

ウィキリークス問題をどう考えるか

米国の主要なメディアはウィキリークスの問題一色です。数日前にリリースされた中東問題に関する情報などは氷山のほんの一角に過ぎず、これからまだまだ米国などの重要な外交情報が漏れ続けるというのでから、米国の外交関係者にとっては、天地がひっくりかえったような騒ぎになることは仕方ないところかもしれません。

 ウィキリークスによる重要情報漏洩の問題は、人によっていろいろな見方はあるのでしょう。ただ、唯一つ間違いないのは、どのような形でこういったことが起こるのかは別として、隠し事が難しくなることが時代の流れであるということです。

 ウィキリークス創設者で元天才ハッカーのオーストラリア人、ジュリアン・アサンジ氏は、これまで、何度かメディアのインタビューに答えています。彼の人物を評価するのはまだまだ早いのでしょうが、独特の正義感をもってやっているようです。

 彼らのやり方は、少々乱暴で、短期的にはいろいろ余計な問題を引き起こす可能性はありますが、おかげで世界の人々は米国などにはそれだけ大量の機密があり、水面下でさまざまな企みがあったことを知ることが出来たわけです。

 今回のリークでは、イランと他の中東諸国の仲がここまで悪く、米国の武力行使まで求めるほどであることを知ったのも、非常に興味深い事でした。

 個人的には、秘密ごとは少なければ少ないほど、戦争のような大惨事が起こる可能性が減るのではないかという気もしますが、これは少し楽天的過ぎる考え方でしょうか?

 幸か不幸か、今の日本政府には自身のドジな顛末以外にはそれほど重大な秘密はなさそうですし、あってもすぐ漏れてしまいそうな気がします。ある意味、これは時代を先取りしているのかもしれません。(笑)

 情報を漏らされた米国では、ヒラリー・クリントン国務長官が、情報リークに反発し、強く取り締まることを示唆しています。

 アサンジ氏は世界中を隠れ回って、この「事業」を続けているようですが、おそらく米国などは血眼になって彼を探すのでしょう。少しアサンジ氏のことが心配になってしまいます。

 隠し事が難しくなるのは、時代の流れでしょうから、仮に誰か数人を罰したところで、長い目で見ればその流れを止めることは出来ないのでしょう。そういう時代が来ることは、思ったほど悪くないのかも知れないという気がします。
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